2015年6月26日、27日に第33回肥満症治療学会学術集会が行われます。最近の肥満症治療のトピックの一つは、腹腔鏡下の袖状胃切除という手術が保険で認められるようになったことです。今後は肥満症に対して手術で治療する方が増えると思われます。
しかし一方で、健康に関する情報は氾濫していて、「肥満」に関する正しい情報を選別することが難しくなっています。
今回の市民講座では「肥満は病気? 治療は必要なの?」と題して、肥満に関する正しい知識を一般の方々に知っていただこうと思います。
・肥満にはどんな問題があるのか?
・肥満の治療にはどういったものがあるのか?
などを専門の先生からわかりやすく話してもらいます。食事療法をはじめとして、運動療法、内科、外科治療から心の問題に至るまで詳しく説明
します。質疑応答の時間を設けて、皆さんの疑問にもできるだけお答えしたいと考えています。
肥満で悩まれている方はもちろん、そうでない方も含め多くの人に参加していただき、これからの肥満症治療に役立つ有益な公開講座とな
ることを期待しています。
第33回日本肥満症治療学会学術集会 会長
松原久裕