「日本における高度肥満症に対する安全で卓越した外科治療のためのガイドライン」が 2013年に発表されて約10年が経過し、肥満症・糖尿病治療に様々な変化が生じております。 この度、日本肥満症治療学会ではガイドラインの改訂を行いました。

【ガイドライン2024　目次】
第１章　肥満症の診断と診療
1.肥満の疫学
2.肥満の成因
3.オベシティスティグマ
4.肥満症の診断と治療目標
5.肥満症の包括的治療

第２章　減量・代謝改善手術の実際
1.減量・代謝改善手術の手術適応基準と手術導入要件
2.減量・代謝改善手術の周術期管理とフォローアップ

第３章　減量・代謝改善手術の治療効果
1.減量効果
2.費用対効果
3.減量・代謝改善手術における肥満症治療薬の役割

第４章　高度肥満に関連した健康障害の特徴および
　　　　減量・代謝改善手術の効果と留意点
1.2型糖尿病・耐糖能障害
2.脂質異常症
3.高血圧
4.高尿酸血症
5.メタボリックシンドローム
6.動脈硬化性疾患
7.睡眠時無呼吸症候群
8.肥満低換気症候群
9.NAFLD/NASH
10.心不全
11.月経異常，不妊
12.肥満関連腎臓病
13.整形外科的疾患
14.静脈血栓
15.皮膚疾患
16.がん

第５章　高齢者肥満症
1.高齢者に対する減量・代謝改善手術の変遷
2.高齢者における治療目標と注意点

第６章　小児肥満症
1.小児肥満症の治療総論
2.手術適応基準と術式
3.チームビルディングと各専門職の役割
4.術前・術後管理
5.今後の展望